隣の市に在日ブラジル人が住む保見団地がある環境で育った監督が描く、在日ブラジル人問題と、家族の物語。
とにかく、暴力、暴力。こんな世界が本当にあるのか?ってぐらい。ストーリーも、まるできれいにすべて暴力的悲劇へとつながっていく。。。
果たして、在日ブラジル人問題とアフリカの紛争問題を組み合わせる必要はあったのか。あまりに役所さん額座れなすぎやしないか。
憎しみが憎しみの連鎖を生み、それが悪事を正当化する。それでも、悪事を断ち切る清い心が、人を変えていく。メッセージ先行型と妙なグローバル設定で、やや軸がぶれていた気もするし、役所さんいなかったら本当に深みの無い作品でしかない。