「ファミリア」を初鑑賞してみた。しれっと、アマプラに来ていたので少しばかし気にはなる。「孤高のメス」や「八日目の蟬」の成島出監督の作品。個人的には「ちょっと今から仕事やめてくる」も印象深いけど。
主演は年齢を重ねても輝きを増す印象の役所広司。吉沢亮が息子役で登場してきた。とりあえず、役所広司が主演と言うコト意外の事前情報は一切ナシ。ジャンルはドラマだと思うけど何を題材にしているのかすら知らない。
どうやら、日本で働いている外国人をターゲットにしているみたい。ブラジル人のマルコスが頻繁に出てくる。日本の半グレと、どうやら揉めている様子なのだ。
さてと、なんやかんやで…
遂に半グレの正体を突き止めた。
さぁ、役所広司の反撃が始まる。と思いきや…話は打って変わって、遠い異国の地アルジェリアへ。息子である、吉沢亮の話へと変わっていく。ふ～ん、話が行ったり来たりするタイプの作品なんやね。
話は再び日本に戻り、半グレBOSSにはMIYAVI。ブラジル人に対して異常な程の嫌悪感を抱く。何やらワケありの様子やけど、ソコに関心は余り無い。にしても、ここで描かれる半グレは相当にタチが悪い。ちなみに、MIYAVIってヒトは「ヘルドッグス」同様に、超クールな役柄がピタリと当てハマる人なのね。
少しググると舞台は愛知県瀬戸市。何でも実際にあった事件から着想を得たオリジナルの物語みたい。日本で働いている外国人は多い。こう言う偏見を多少ながらにも感じているのは日本人からしたら複雑な心境。
考えせられるものは多かったが映画としては話が飛びまくり少しまとまりに欠けるような気もした。二つの事件を絡ませてみたりして伏線を張ってみても面白そう。なんて、適当なコトを言ってみる。
