現代に生きるハードボイルドでちょっと抜けた探偵役を北村有起哉が演じる。
ヤクザ、移民の強制送還など様々な社会問題を80分でテンポ良く描く。意外にクライマックスの格闘シーンが泥臭く見応えあり。ただある人物が犯人から追われるシーンはもう少し考えてほしかった。
っていうのも物語の中でいくつか事件が起きるので、犯人は事件に応じて複数人存在するわけなんですけど、登場人物の1人が犯人から追いかけ回されるシーンがあるんですね。
そもそものところ、最初にその犯人と遭遇するシーンは人が普通に行き交う街中なんですよ。
…なんで、そこから逃げて人影もないような場所に移動する？
あまりにも意味不明な行動にポカーンとしてしまいました。
とはいえ北村有起哉演じる探偵の新次郎のキャラは渋くて似合ってるし、冒頭に書いたように終盤の喧嘩アクションは結構見応えあって楽しかったです。
決して完全無欠の強い男という描かれ方はしないんですが、ちゃんと泥臭く苦労しながら、怪我を負いながら戦うのがいいんですよね。
新次郎のほか、主要キャストの松角洋平演じる恭一もアクションの見どころあって良かったです。
お目当ての1人である髙石あかりは本編には大きく絡まなかったのは残念でしたが、作品として良い感じに華を添えてくれました。
〈キャスト〉
連城新次郎(北村有起哉)
阿見恭一(松角洋平)
ガルシア・ミチコ(武イリヤ)
佐藤 翔(青木柚)
石岡 凛(髙石あかり)
小倉幹彦(水石亜飛夢)
チェン・ショウコウ(古山憲太郎)
笠原組長(川瀬陽太)
辻原正義(高川裕也)
安井茂雄(麿赤兒)
※2023年自宅鑑賞144本目
※U-NEXTにてポイント鑑賞
