ワシ

終末の探偵のワシのレビュー・感想・評価

終末の探偵(2022年製作の映画)
2.0
やさぐれた風体ながら芯の通った、熱いハートを持つ探偵が主人公。
高齢化が進む一方で、外国人の住民が増加した街が舞台。
異文化が隣り合わせの街では、外国人絡みの軋轢や問題が生じていた。
警察に頼めない厄介な依頼が、探偵の元へ寄せられる。
そこで複数の依頼を同時に調査することに…
でも、それぞれなんとなく解決しちゃった感じ。
特に反社の抗争は、決着ついた感出してるけど、結局うやむやじゃね?
ミステリーやサスペンス的な面白味は感じられず、中途半端な印象。
もとからハードボイルドを標榜した作品だし、ワシが勝手に余計なことまで期待し過ぎてしまったかな?
ふり返ってみれば善人面した日本人と、日本社会の腐った裏側を延々と述べてる印象を受けちゃったなぁ。

ワシの心には引っかからなかった作品だけど、気になったシーンがある。
終盤、世代もバックボーンも異なる3人が食事をするシーンだ。
その時にわざわざ食べたナポリタンは、異文化共生の象徴のように思えて印象的だった。
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