ワシさんの映画レビュー・感想・評価

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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

2.5

なんだか気になるタイトル。
キネ旬の2017年ランキングで邦画1位の作品だそうだし、観てみた。
人物や台詞に惹かれるものがあり、特別な感動が味わえそうな予感がした。
しかし結局、予感だけで終わってしま
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地球の静止する日(1951年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

モノクロかつ過剰な視覚効果が無い(出来ない)ことが、かえってスッキリした映像に見えた。
宇宙人来訪による騒動の物語だが、主に宇宙人と人間の交流が描かれる。
人間の賢明さと愚かさの対比が面白かった。
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KUSO(2017年製作の映画)

-

フザケたタイトルの変な作品があったので観てみた。
名は体を表すというが、まさにそんな作品。
正真正銘の“KUSO”映画。
オムニバス形式で何話かあるけど、物語を追う気が失せるほどの酷い内容。
制作側か
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共喰い(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

舞台は昭和末期。
17歳の主人公を中心に家族の愛憎を描いた物語。
抑えたトーンの中に、激しい感情や欲望が渦巻いた作品だった。
異常性愛の血を継いだ主人公の苦悩も、痛いほど伝わってくる。

この物語をど
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長靴をはいた猫(1969年製作の映画)

5.0

恐らく、子供の頃に初めて映画館で観た映画。
その時の同時上映は『パンダコパンダ』だったような気がするが自信ない。
本作が配信されてたんで、懐かしくて観た。
童話を元にした子供向け作品だが、すっかりオッ
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マニアック・ドライバー(2021年製作の映画)

2.5

ネオ・ジャパニーズ・ジャーロと銘打たれた本作。
ジャーロの意味がわからなくて調べたら、イタリア系ホラーのジャッロ映画の事なんだね。
本作の色味のキツい照明やエログロな内容が、「そりゃそうなるよな」と腑
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スプリング、ハズ、カム(2015年製作の映画)

3.0

本作で脚本を担当してる本田誠人氏は、ワシの地元である宮崎県延岡市の出身。
だからといって面識とか無い。
ただ一度、偶然道ですれ違ったことがある。
その時、ふと目が合って互いに会釈をした。
ほんの一瞬の
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ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

5.0

子供の頃に強く影響を受けた作品。
世の中にカーチェイス映画は数多あるが、カーチェイスと言えば、ワシはまずこの作品が頭に浮かぶ。
エンジンを唸らせ、猛スピードで公道を走り抜けるチェイスは今観ても迫力満点
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ブルークリスマス(1978年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

子供の頃、公開間近だった本作のポスターを見て、青い血が衝撃的だった。
作品を観ないまま何十年も経ったが、その記憶は今もなんとなく残ってた。
サブスクで配信中だったので、早速観た。

世界中で発見される
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日本の夜 女・女・女物語(1963年製作の映画)

1.5

こんなヘンテコ作品あったんで観てみた。
ドキュメンタリーに分類されてるが、かなり演出入ってるのでは?
時代の記録よりも娯楽性が優先されてる印象。
女性への視点も偏っており、男性の好奇の対象や慰みものと
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

3.5

主人公へのイジメや、怪物への仕打ちが酷くて胸糞。
そんな内容だけに鬱々とした雰囲気かと思いきや、意外とポップでコミカルだったりする。
さらに、観てる自分の悪人気質を意識させられるシリアス要素も有りなが
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.0

ゾンビの亜流?
いや元々ゾンビは呪術由来だから、原点回帰と言えるか。
統制取れたゾンビ隊は新鮮。
ワシが観た中で、過去イチ動きの良いゾンビかも笑。

そんな、変わり種ゾンビが出てくるだけの作品?と思い
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ハッカー集団の活動と共に、陰キャ主人公が強く頼れる男になっていく様子がテンポよく描かれてる。
終盤の展開もスリリングで良い。
意外な結末は見事だったけど違和感残った。
コレって詐欺師のやり口じゃん。
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.0

一途で純粋な君への想いは、逢えない時間や日々の積み重ねに埋もれ、ある日「あの頃」とすっかり変わってしまった自分に気づく。
しかしあの想いは今も胸にあるし、何かのキッカケで鮮やかに蘇る。
そのキッカケと
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.0

1961年版が大好きなワシ。
観てる間「なんか違う」という気持ちがずっと付きまとった。
リメイクだから違って当たり前だが、洗練されカラフルな映像。そして小綺麗な出演者達を観てたら、似て非なるモノみてる
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レギオン(2010年製作の映画)

2.5

砂漠に佇む食堂で、人類の存亡をかけた戦いが勃発する物語。
序盤のやるせない雰囲気はいい感じ。
肉食婆の登場から一気に高まる緊張感。
派手な銃撃で最初の襲撃を耐え凌ぎ、その後の展開に高まる期待。
しかし
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地獄(1999年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

実際の事件をネタに「悪人が地獄で罰せられる姿を見て教訓とせよ」みたいな話。
エンタメと社会派とポルノをごった煮にした様な内容。
それで面白きゃいいんだが難しいね。
イタい(痛いじゃない)シーンが多くて
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地獄(1979年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

死んだ母の怨念を継いだ娘の物語。
大半が現世でのドロドロした愛憎劇。
とにかく主人公が酷い目に遭う。
怨念が引き起こす不思議な現象が、今見るとギャグみたい。
当時はコレでアリだったんだねぇ。
命の危険
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地獄(1960年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

前半は、主人公の生き地獄の様な日々が描かれる。
暗く鬱々とした物語は、ほぼ全員が死ぬ展開を迎え呆気にとられる。
謎の男・田村の存在が不気味でウザい。
後半は死後の地獄。
映像的には大したことないんだが
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.5

観てから知ったけど、前作『プロメテウス』とニコイチなんやね。
だから前作観てないと意味不明になりそう。
観といてよかった。

未知の星で宇宙服無しって宇宙ナメてんの?
そう思ったのも束の間、それが元で
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プロメテウス(2012年製作の映画)

2.5

ずっと前に観たんだが、内容は一切忘れてる。
公開順で次作の『エイリアン コベナント』を観る予習として観直し。

未知の星、謎の宇宙船、会社と雇われの人々、金持ちのエゴ、アンドロイド等々。
『エイリアン
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悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)

3.0

中盤まで狭いエレベーター内で話が進む。
やや退屈だが、これは後半へのフリ。
だからしっかり観とこう。
後半は一変し、この状況へ至るまでのネタばらし。
そして、まさに悪夢のような結末へ。
畳みかける展開
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回路(2000年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

なかなか示唆に富んだ話。
考えオチの物語とも言えそう。
ワシなりの解釈を書いてみる。

ネットでの繋がりが一般化する一方、人間同士の繋がりが希薄化していく社会。
人々の中に漠然と存在する不安や孤独は膨
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女子ーズ(2014年製作の映画)

2.5

福田雄一監督とは相性悪い。
監督の独特のノリは観てるとイライラする。
それなのに本作を観たのは、女優たちの豪華共演作だから。
普段はスカした一流女優が、ダサい衣装で片手間ヒーローを怪演。
コミカルな演
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呪怨(1999年製作の映画)

2.5

ビデオ版の2作とも観たよ。
映画版よりビデオ版の方が怖いって話もあったね。

不条理な呪いが連鎖してく物語は面白かった。
しかし恐怖シーンは「おぉそうきたか♪」なんて、妙に余裕持って見ていられて、そん
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.5

コミカルな雰囲気なのでナメてたが、かなり本格的なモンスター映画で面白かった。
ちょっと情けない所もあるが、憎めない主人公。
彼の滑稽さや危なっかしい行動に、目が離せなくなる。
そして次第に頼もしく成長
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

差別への先入観を利用した冒頭シーン、
そして主人公の言動。
それらを逆手に取った物語展開はお見事。
まんまとやられました。
違和感や不気味さを重ね、不安を煽った後に明かされる真相に戦慄。
終盤の畳み掛
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.0

エグい内容と聞いてたが確かに酷いね(褒め言葉)。
まるで往年のグロ系スプラッター映画が、一周回ってパワーアップして帰って来たよな感じ。
流血の残酷描写は目を伏せたくなるし、電車シーンの凄惨さには思わず
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.0

クソ映画の呼び声高い本作。
逆に興味が湧いてサブスク鑑賞。
確かにつまらない。
劇場でお金払って観てたら、怒り心頭も無理はないだろね。
ワシの場合、既に駄作と知ってるし、配信で観てることもあり、言われ
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マーターズ(2007年製作の映画)

1.5

噂に聞いてた胸糞作品。
こんなの絶対観ない!って思ってたが、酔った勢いで観てしまった。
観てる間、ずっと嫌な気分。
観たこと後悔するほど救いのない内容だった。
もしかしたらこの作品、これを観る行為は観
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恐竜・怪鳥の伝説(1977年製作の映画)

2.5

子供の頃、映画館で観た。
サブスクで見つけ、懐かしくて観た。
『ジョーズ』の鮫をネッシー(追記 ネッシーじゃなくて恐竜)に替え、怪獣映画仕立てにしたパニック作。
コテコテの昭和テイスト満載。
時代のギ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.5

アクションは見応えあるけど、シリーズを重ねるごとに、物語に様々な無理が出てきてるよね。
展開は新キャラ頼みで、話の流れが酷くギクシャクしてる気がした。
終盤の、誰も彼もが銃を手にする展開は、笑いが漏れ
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

2.5

ある風俗店で働く人々の生き様を描く群像劇。
特殊な環境でもがく様に生きる姿に、じんわりした感動を覚えた。
それは共感?
もしかしたら同情か?
自分でもよくわからん。
何とも言い難いモヤッとしたラストだ
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

2.0

世間とズレた最強戦士が引き起こすドタバタ騒動と、そんな彼らが青春を取り戻そうと奮闘する、2つの側面を持つ本作。
前者は今ひとつ吹っ切れてない感じ。
後者は、若い女性と付き合おうとオッサン達が必死こいて
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

決死の伝令任務の様子が、全編ワンカットで描かれる。
(追記〜ワンカットじゃなくてワンカット風の撮影)
その効果は絶大で、緊張感や没入感が凄い。
観客も兵士と共に、死屍累々の戦場を進んでる感覚にさせられ
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