愛する娘が殺されたという真相を求め、元犯罪者のライミーはイギリスからロサンゼルスにやってくる。
事件に巻き込まれたとして探した結果、娘と関係のあったヴァレンタインに接近する。
テレンス・スタンプの渋さがここまで出せる映画も中々ない。
もちろんソダーバーグの演出もあるだろうが、立ってるだけで絵になるという存在感。
復讐を遂行するため関与したものを次々排除していく。
スタンプの過去作品を大胆に引用したり、過去と現在を交錯する手法は効果的に物語を盛り上げていく。
復讐の終焉は嬉しさとも寂しさとも取れる。
上質なワインを飲んだかのような余韻が溢れる作品だった。
