良かった。メッチャ良かった。
高校3年生の卒業式前日から当日までの2日間を群像劇で描く青春映画。
他人から見たらくだらなくて小さな悩みでも陽キャも陰キャもみんな悩んでいるんだよ。
という「桐島部活やめるってよ」感がありました。
20歳前後の若い俳優達の瑞々しい演技と魅力が炸裂しています。
でもやっぱりその中でも河合由実は凄い。
コミュ障女子の作田さんを演じた中井友望も良かったです。
作田さんは実は男子に隠れファンがいて、同窓会で会ったらメッチャ美人になってるタイプですね。
窪塚愛琉も久しぶりに見た気がしますがお父さんからクセを抜いたみたいな感じになってきました。
若手俳優は誰も彼も良かったです。
そしてそんな中、藤原季節はまたもや良い。何に出ても良いのがすごい。
作田さんと先生のやりとりは良かったです。
「ナラタージュ」の松潤だったら速攻作田さんを家にあげて手を出してますよ。
あんなとんでもない悩みに比べたら私の悩みなんて、という上から目線なのか下から目線なのかわからないポジティブシンキングはどうなのかとは思いますが。
あと恋愛絡みだけでなくクラスの隅っこの陰獣どもも描いてやれやとは思いましたが。
作田さんは可愛いしね。
誰でもこんな思い出があったなあと高校時代を思い出す切なさと甘酸っぱさが素晴らしいです。
学校の屋上で2人で花火とか家庭科室で彼女の作ったお弁当を一緒に食べるとか学校のライブで大活躍して一躍ヒーローとかいう、陰キャの高校時代の妄想みたいなファンタジーが良いです。
こんな青春よかったなあとそんなことなかったのに懐かしく感じてしまいました。
え？あれファンタジーですよね。
みんなあんなことやってないですよね？
最後はヘブンズドアのボーカル森田が持っていきましたね。
「バス男」改め「ナポレオン・ダイナマイト」感があって良かったです。
