このレビューはネタバレを含みます
森崎君のキャラが好き。「俺自身がヘブンズドアだから」かっけぇ。このエピソードが一番好きだった。歌ってるときのアングルが部長目線なのが良い。でも、知らしめてやる的なセリフはちょっとわざとらしいなあ。最後の帰り際のシーンのようにあっさりしていてほしかった。そういえば部長は出演しないんですね。
式後に一人で答辞を読むシーン。彼が夏服のままで、着せてあげたブレザーに花がついているところが良かった。彼が亡くなっているのがだんだんわかってくる構造も好み。
地獄のアディショナルタイムは笑った。私は卒業式なんてどうでもいいと思っていたし、家を引き払っていたこともあって大学の卒業式は出なかったけど、地獄のアディショナルタイムを無意識に回避していたのかもしれない笑
バスケ部の子達のエピソードは残念ながら琴線には触れなかった。
高校時代にこんな青春は無かったけど見ていて色々思い出す映画だった。高校卒業前特有のあの雰囲気。この映画のように特別な想いを持った人もいたんだろうなあ。体育館を取り壊すとき、「非常口の看板を持っていっていいですか」って全校集会で聞いてた先輩は本当に持っていったのかな。