これはお見事ですね！
91分とコンパクトな作品ながらも、深く心に響く映画です。
映画は長ければいいってもんじゃないですね。
ラストはなんとなく予想できますが、それでもいいものを観たと思えます。
92歳の言う“人生は一瞬”という言葉が刺さります。数多くの映画で言われてきたことですが、大事なことは“いま”を精一杯生きること。
冒頭、金銭的な問題を抱えたタクシー運転手のシャルルの苛立ちが後半では柔和な表情に変わります。
“ひとつの怒りでひとつの老い、ひとつの笑顔でひとつ若返る”まさにその通り！
我々が普段何をしなければならないのか、どう人と接していくべきかを教えてくれる、そんな一本です。
