中洲大洋で「ニュー・シネマ・パラダイス」の翌々日。
せっかくの福岡旅行であったため他の映画館にも足を運びたいと思い、小倉昭和館へ電車で向かった。
この映画館は火災で全焼してしまったがクラウドファンディング等の支援もあり23年12月に営業再開とのこと。観た映画は「パリタクシー」。劇場公開時から観たいと思っていたが中々タイミングが合わず観に行けていなかった作品が偶然のタイミングで回ってきて嬉しかった。
料金を支払い入場すると「コーヒーはいかがですか？」との呼びかけが。
座席に座ってからでもコーヒーを注文して席までもってきてくれるという。古き良き感じがして良いなと思い注文して待っているとアツアツのコーヒーを届けてくれた。このコーヒーが非常にまろやかでおいしく感動した。
綺麗な緑のシートはとても座り心地が良く、とても良い映画体験になった。
「パリタクシー」は想像できるシナリオなんだけどそれでも泣いてしまう映画だった。思ったよりも壮絶な物語で、回想シーンも多々あり老若ともに女優さんの演技がとてもよかった。
タクシー運転手の彼の心がほぐれておばあさんに気を許してもいいかな、と思う瞬間がもっと丁寧に描かれていればもっと好きな映画になったと思う。
