このレビューはネタバレを含みます
いろいろなお客さんとの会話劇だと勝手に想像してたけど違った。
一期一会。
じんわり涙が出る素敵なストーリーでした。
怒りっぽくて無愛想なシャルルが乗せた92歳の老婦人。おしゃべりなマドレーヌに最初はイライラしてたけど…
マドレーヌの半生を振り返りながら
ストーリーが進む。
DV夫と別れればいいのにと思ったけど、離婚する人はほとんどいなかった時代だったらしい。そういう選択肢はなかったんだろうな。別れても執着して追ってきそうだし。
息子さんかわいそう😭 過酷な人生だった。
シャルルがだんだん穏やかに、笑顔になって心を開いていく。寄り道してランチしたり、お金ないのにディナー奢ったり。医者の兄弟にも頼りたくないと思ったり。
マドレーヌはシャルルが変わっていくために現れた幻(女神様?)なのかとも思えた。
目的地の施設に着いたとき、お別れのときは観ている自分も寂しくなった。
最期の面会に間に合わなかったときは、ショックだったけど、あのタクシーでの1日が最高の思い出になったこと、すごく良かった。そして何もかもお見通しのマドレーヌからのお手紙と、小切手。
遺産相続あると思ってたけど、金額大きすぎてちょっと涙が引っ込んだ💦