ポルりん

SLAM DUNKのポルりんのネタバレレビュー・内容・結末

SLAM DUNK(1994年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

初投稿でまさかこんなにも糞な映画を書くことになると思わなかった…。

この作品を観たのは小学生低学年の時だから今から20年前になるだろうか。

あの時は、まだ物事を良く解らなかった事もあり、劇場に桜木やゴリが出ていただけで楽しめた。

しかし、30代になって観賞してみると酷いものだ…。

基本的にこの映画は原作の陵南戦の低クオリティの焼き直しに過ぎない…。

ディフェンスはほぼ動かず、オフェンスがシュートする。

外したら桜井のリバウンド描写。

入ったら特になし。

桜井のラフプレイ、フンフンディフェンス。

大体はこんな感じで試合の見せ場等は皆無だ。

一応、口では武園に勝とうと言っているが試合を見ているとそうは見えない。

勝っても負けてもどっちでもいい感じだ。

更にゲストキャラの小田だが、この映画の主役に近いポジションにも関わらず全く魅力的でない。

あの試合描写だと、バスケットが上手いのかも良く分からないし、格下を罵ったり、彼女に暴力を奮って逃亡したり
、ただのクズ男にしか見えない。

ついでに、桜木に対して憎しみを持っているが、心理描写が非常に曖昧な為に、ただの自己中にしか見えない。

心理描写で言えば、桜木が小田に喧嘩を売られ、「小田を倒す!」ような事を言っていたが、物語の後半辺りで急に桜木が「小田、俺の相手はお前じゃない。バスケットだ。」っと原作の桜木なら絶対に言わないであろう言葉を何の心理描写もなくぶちこんで来る。

その後、桜木の無心になってボールを追う姿に小田だけではなく、相手の応援側も桜木を認めたような描写になるが、桜木が強引にボールを奪っている描写が多過ぎて全く感情移入出来ない…。

てか、余裕で5ファイルで退場なのでは…。

最終的には小田も改心するのだが、彼女をぶった事には謝罪等はなし。

小田は桜木のバスケットを楽しそうにプレイしてる姿を見て改心したようだが、あの試合中、桜木は楽しそうにプレイしてる描写はなかったが…。

総評すると、とにかくこの映画は時間的制約が厳しいとは言え、心理描写があまりにも不足しすぎている。

これが試合内容重視なら仕方ないかもしれないが、この映画は人間ドラマ重視だ。

試合内容など皆無に近い。

それならば、陵南戦の低クオリティの焼き直しや、糞寒いギャグをカットしてでも人物の背景を練って欲しかった。

そういや、桜木は湘北に入るまで50人の女性に振られたが、全校の何割の女性に告白したんだろうか…。

中学3年間だけで考えるても約20日に1回告白している事になるが…。

女性内でどう噂されていたんだろうか…。
ポルりん

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