スラダン1作目。アニメフェアの1本で、30分とコンパクトな構成の作品だね。
湘北高と某高との試合で中学時代の同級生に再開した花道。
フラれた女の子とその彼氏。中学で自分がバスケに打ち込んでいた時、喧嘩に明け暮れていた花道が高校からバスケを始めたことが気に入らない。不良だった花道を認めたくない。
花道は下手でもガムシャラで試合に挑む。
尺が短いので、試合の最中にやたらと回想シーンが入るのは演出的にちょい野暮ったいかな。
相手高校の女子の声援に戸惑いながらも花道らしいプレイで相手チームの監督も拍手で敬意を表する。
おお…凄い良いシーン…。
花道を敵視する相手選手に対して、試合で打ち負かすのでは無く、プレイの内容で勝負する。
花道の「俺の相手はお前じゃ無くバスケだ」というセリフの意味が出てくる。
70年代スポ根とは一線を課す、スポーツマンシップの表現、まさにスラダンの真骨頂ですな。
劇場版はテレビシリーズより、当然のように作画が良い。テレビアニメはバスケシーンの作画枚数を注ぎ込めないからね。止め絵の横スライドとか多かったもんな。
それに比べて試合の臨場感がきちんと描かれていて見応えも充分。
