アン・ハサウェイ演じる主人公ソレーヌ(40歳、高校生の娘が1人いるシングルマザー)が、人気ボーイズグループのボーカルで20代のヘイズ(ニコラス・ガリツィン)の控室にトイレと間違えて入ったことから2人は恋に落ちる…というストーリー。
映画が終わってエンディングロールが流れたところで、一緒に観ていた夫が「娘が卒業するまでなら2〜３年待てばいいだけだし、そもそも待つ必要なんて無いし別れる必要もない」とキッパリ(笑)
これには私も同意。何故別れが唯一の解決策だったのか？娘を守るためにって言うけど、娘はもう高校生だし大人でしょ？
12歳以下の子供なら理解できるけど。
ヘイズと別れたソレーヌの決断にやや疑問が残ったが、最終的にはまた再会できるのでおそらくハッピーエンドなのだろう。
40代のシングルマザーと20代のスター男性との恋愛の障害として主に描かれているのが『世間からの批判』や『SNSの攻撃』なのだが、ありきたりというか単純過ぎる。
世間からの攻撃って歳の差カップルだけじゃなくて他にも色々あるけど、当人同士が納得していて誰にも迷惑かけていないのなら、「関係ない外野は黙っとけ」って思っちゃう私は、客観的視点よりもお互いにどうやって歳の差を埋めていくのか、関係性を築いていくのかをもっと描いてほしかった。
価値観や年齢によるギャップが無いわけないし。
親子ほどの違いがあるのだから、同年代の恋愛と比べてきっと多くの問題があってもおかしくないし当然のことだ。
その主観的観点からの描き方がもっとあったほうが良かった気がする。
アン・ハサウェイも40代だが相変わらず美しい。
けれどストーリーは正直イマイチな印象。
アンのファンやロマンティックな物語が好きな人向け。
ということでスコアは2.8でした(笑)
