江戸時代の架空の藩を舞台にした、後を継いだ庶民派殿様がいきなり借金背負ってしまってどうしよう、、な映画でした。
「老後の資金がありません」の監督さんということもあってか、庶民的な分かりやすい笑いが多くて、終始にやにやしながら観られました。作中のセリフにも意外とアツいものや確信をつくもの、ハッと気づかされるようなものもあったりでそれもとっても分かりやすい。
こういう映画はやりすぎると安っぽくなってしまいがちだけど、とにかく出ている俳優さんが強い。
主演の神木隆之介を筆頭に、松山ケンイチ浅野忠信宮﨑あおい杉咲花、小日向文世梶原善勝村政信石橋蓮司ときたら超一流だもんなぁ。
超一流がふざけると、逆に重みが出ちゃうからそこは苦手な人はいるかもしれないけど、自分としては豪華なコントを観ているようで笑ってしまいました。
梶原善と、特に勝村政信の顔芸が最高でした、この辺りがふざけたらそりゃおもしろいよ。
最近の映画は始まる前に「この映画はエンドロールのあとにもちょっとおまけありますよー」みたいなことを言うことがあるんだなぁ、と思いました。我慢できずに途中で出ちゃう人がいるからかな。
