2024年28本目です。
地元から少し離れたミニシアターで観てきました。
観る頻度は少なめなフランス映画だけど、ちょっと気になったのは実話ベースというか、事実ベースの話らしい、というところでした。
12日に起きた殺人事件を捜査する地元警察、手がかりを手繰り様々な容疑者が浮上してはまた振り出しに戻り、、疲弊しながらも真相に近づこうとする、お話でした。
警察の仕事の苦労葛藤が嫌というほど描かれていて、なんとなく警察の友だちのことを考えたりしていました、これは大変な仕事だ。
実際の捜査ってドラマや映画みたいにポンポン進んでいかないよな、なんでも分かる名探偵もいなければ、分かりやすい手がかりも残っていないし、、調べに調べて未解決事件になったこととかを考えたらゾッとします、それまで積み上げたものが崩れる感じなのかな。
いや、これも映画なんだけど、観ながらうわ、違うんだ、、そこ関係なかったんだ、、とか思ったりして、これが映画でよかった、、いやいや、実際こういうことが起きてるんだよ、みたいに混乱する感じでした、警察大変だって。
警官たちの日常にも焦点を当てていて、またそのくすぶり具合が辛さを倍増させていました、家に帰れないから同僚の家に泊まるとか、家族に愛想つかされるとか、、いやぁ、げに恐ろしきは人間の生活だ、、
スカッとしない部分に焦点を当てているとても現実的な辛い話でした、でも観ちゃうんだよなー、どうにかなってほしい、って祈っちゃうからなのかなー。