Kaji

コンフィデンシャル:国際共助捜査のKajiのレビュー・感想・評価

3.6
いやぁ、大満足で映画館出ました。
強炭酸ムービー。ほんとどれほど待ったか。制作決定のニュースから知ってると長い。

共助は国際関係の緊張がバディ醸成に反映されていて、お互いの盗聴を回避したり、共有すべき情報を隠していたりするのがフックになって、よくできてたまらないのですがこの度はアメリカさんが登場、
ダニエル•ヘニーのハリウッドスマイルとのっけで出るネイティブな「サノバビッチ」で爆上がりでした。

銃の構えがひたすらキマって動きもキレキレなヒョンビンのアクション、何かにつけてマウント合戦する北と米。
その間に、懐の深いユヘジン俳優という構図がすごく効いていて3人とも好き、しかもカン刑事の家族の女性たちを周縁化してるってわけでもなくちゃんとドラマに食い込んでくるし、この架け橋になってるカン刑事の善性を彼女たちがしっかりと後押ししてるとこに愛を感じます。
ただ、もうちょっと彼女たちの背景があればなとは思います。
妻様は幼馴染から結婚したって設定であって欲しい、、、

字幕ではサラッとしてましたが、朝ごはんの時にユナが「少女のころはイけてたのよ」って言いますが、言うまでもなくK-POP第二世代のトップランナー少女時代のセンターでいまも第一線で活躍する彼女が言うので笑いました。
この映画でもユナはセンターです。
コメディセンスもあって、問答無用でかわいい。かわいい。大事なことなのでもう一度言います。ユナかわいい。


ヴィランのチンソンギュ氏、前作キムジュヒョク俳優が醸していた厳しさと過去を持つ元軍人という下地に加えて、知能犯的な側面もあり。
共助では誰かに私怨があるのでなく、イデオロギーや権力による暴力に反発しているテロリストでもあり、複雑な心中を現していました。
 普段はインスタで笑顔いっぱいにマラソンしてたりするので悪役がもう見れない状態です

ちなみに「氷菓」と言う麻薬は1でイドンフィがフェイク屋に売ってた麻薬ですね。
伏線だ。

出会う☞カン刑事宅☞大騒動☞爆弾
の大プロットが1とほぼ同じなのは前作へのリスペクトと観てます。
変えなくていいとこに手を入れないジャッキー•チェンや犯罪都市型のシリーズ構成も上手いですね。
Kaji

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