チホがドキドキで全身こそばゆくなってるのがかわいくてかわいくて。
とてもキュートな映画でストーリーも順行してわかりやすいのだけど、チホは変哲ない生活が鮮やかになり、イルヨンは打算を打って仕掛けるが「この後も苦労があるのかな」って強張りが解けていく。
ちょっとハラハラしたり、ベタなギャグに鋭角ギャグにと笑ったりほろっとしたり。キャラクターと一緒に一喜一憂する時間が贅沢で楽しかった。
二人とも、家族がネックなのだけど、チホの兄もイルヨンの娘も詰まるところ思いやりがある人物だった。
カメオが豪華と前評判を聞いていたけど、それは本当だった。
助演、カメオどの人も人生の主役を生きていて彩りがあり、中年の男女のラブストーリーをこんな湯加減で素敵にするなんて斬新で、演技経験値の高い主演二人がどこかにありそうで、でも二人だけのお話を見事に消化していた。
幸せになってねと思いながらエンドクレジットを送った。