このレビューはネタバレを含みます
保険金詐欺に遭った赤ちゃんがいる夫婦が行くあてもなく孤独死したハルモニの家に居着くが。
福祉が本当に必要な人には届かないもどかしさと、必死に生きているのに常に間違った選択をしてしまう若い二人が苦しくかった。
どんどんと苦しさが増していくのに、二人が手に入れたい生活が近づくのが皮肉で、
その後どうなってしまうか、延命が続くのか、、と案じてしまう。
「私たちのことなんか誰も気に留めない」
と若い人に言わせてしまう、社会が狂わせた家族の崩壊の始まりのようでとても怖く目線の鋭い映画だった。