題名:アトラス
鑑賞日時:2024年5月26日
鑑賞方式:Netflix
評価:3.7(MAX5.0)
『欠陥品はアタシってこと?』
□2024年89本目
□AIテロリストと人類の闘いを描いたSFアクション
AIと人類の戦争を描いた大味なSFアクションの描写は最低限で、AI絶許オバさんことアトラス(J・ロペス)と大型戦闘スーツに搭載されたサポートAIスミスの交流をメインで描くミニマムはお話で、中々面白い。70点満点の映画で75点をたたき出してくる良作品だったと個人的には思う。
戦闘スーツの操作機構、神経リンクの設定、ラスボスのアイツが持っている武器を見ても分かる通り、作品の至る所に『パシフィック・リム』味を感じる作品である。傑作ロボ映画『パシフィック・リム』のトキメキを10ミリ程度も感じられる作品なのだから、穴だらけの脚本だろうが、決して嫌いにはなれない。アトラスとスミスの交流がしっかり描かれているのでクライマックスの闘いとラストの展開にもアツくなれたし、無理なく感動もできた。
主人公が分析官であるという設定が物語的に活かされているとは言い難いのだが、期待に応える作品だった。おそらく、今作を鑑賞した少なくない方々が『パシフィック・リム』を再鑑賞するのではなかろうか。
以上