彼女作れば?って言われたから作った(物理的に)みたいな男子高校生の与太話始まりにしては、えらい遠い所まで連れて行かれる。男の子が普段からロボットの研究してるからシンギュラリティAIと思ってた"彼女"はどうやら遺伝子レベルから精製された生身の人間みたいで、そうなってくると「感情がどこから来るか」なんて言ってる場合じゃねーよ!となり、その辺を主題にした作品自体がぼんやりした印象になった。どこ行った倫理。
不要部品を撒き散らしながら合体変形して乗り物になるお掃除ロボットはめちゃ良かったし、作画動画など映像はハイレベルだった。作品としての出来は良くない。でも、監督の次回作が既に気になる。