公開初日舞台挨拶の記事をネットでたまたま見かけて本作を知り鑑賞しました
片目ずつ失明して9歳の時全盲になり、18歳の時に失聴した全盲聾の福島智さんの幼少期から青年期までを描いた作品で、
想像がとても及ばないような困難を主題にしながら、温かでものすごく強度のある映画でした
福島智さん(演:田中偉登さん)のユーモアがかっこよく、母令子さん(演:小雪さん)の愛情がとても温かかったです
田中偉登さんはドラマ『セトウツミ』で知ってから気になっていたのですが、全盲のお芝居も全盲聾のお芝居も圧巻でした
小雪さんは泣くお芝居をご本人の希望でリハーサルなしで演じたとプロダクションノートで知って俳優としての在り方がかっこいいなと思いました
盲学校の同級生を演じた山崎竜太郎さんと吉田美佳子さん、少し歳の離れた全盲の友人を演じた札内幸太さんのお三方のお芝居も、全盲の俳優が実際に演じているのかと思う程見事でした
