ヴィム・ヴェンダース監督の新しく封切られた映画を映画館で観られること、日本が舞台であること、大好きな俳優が出演していること、鑑賞前から胸が躍る要素がたくさんあったのですが、
豊穣で厳かで尊い日々が人生が、詰まっていて鑑賞している時間が本当に幸せでした
役所広司さんが演じた平山の、朝目が覚めた瞬間の静かで満足気なため息や、家を出て空を見上げた際の笑顔が本当に素晴らしくて、役所広司さん以外に替わることのできない作品だなと思いました
緘黙な平山の心情はカセットテープの音楽が代弁していて、音楽を聴きながら車を運転している表情もまたとても素敵でした
不器用な男性が子供と心を通わせる展開はヴィム・ヴェンダース監督の十八番でやはり見事だなと思いました
