おしりハートのねこ

ヴィーガンズ・ハムのおしりハートのねこのレビュー・感想・評価

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)
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ふつーに面白かったけど、それは私が肉大好きで自分の食生活のために牛や豚が殺されることを「ある程度仕方のないこと」ととらえてる人間だから。ふつうにヴィーガンへのいじめ映画だな〜と思った。パッシブアグレッシブだし、この映画を不快に思うヴィーガンに対しても、「冗談だろ、そんなにいきり立つなよ笑」とか言いそうだしそうなタチの悪さがある。
肉食のわたしたちからしたら「ヴィーガンは私達をいじめてるし抑圧してる」と感じるけど、ヴィーガンっていうて圧倒的少数派だよね??マイノリティがマジョリティを「抑圧」するのは不可能だとおもう。不愉快に感じるのは仕方ないとして、少数派に対してヘイトを向けまくるのはどうなん??圧倒的にヴィーガンのほうが抑圧されてないか?

ここのコメント欄も、ヴィーガンへのヘイトに溢れててこわいよ…映画内に出てきた過激で不愉快なヴィーガンが存在するのは事実だし、私ももしあんな目にあったら「○ねよ」と思うだろうけど、
それ以上にヴィーガンには色んな人がいるでしょう。そのことは映画内でも触れられてたと思うのに、コメントの大半がヴィーガンへの揶揄や否定的なだけのコメントで溢れてるのは、さすがにちょっと引く…。
多くの人は「ヴィーガン」の五文字を見ただけでヘイトを向けるけど、それは心の何処かでヴィーガンの主張が正しいことを認めてるからでは?食べるためとはいえ生き物をぶち殺して食べてることは残酷だし、そんな残酷なことを何も考えずにやってる自分を責められてる気がして、ヴィーガンにたいして必要以上に攻撃的になるのでは?
まあ私も劇中みたいなヴィーガンがいたら普通にうざくて遠ざけるだろうけど。

この映画はヴィーガンへのヘイト感情をうまく煽るように出来てると思うから、コメント欄がそういう状態になるのはある程度仕方ないことなのかも。
だけど、一定程度良識のある人が、めちゃくちゃ悪趣味で差別的な映画として、ひっそりと楽しむためのものだということは自覚してないといけないと思った。

かくいう私も肉が大好きだ。一生肉食をやめることはない!!人生楽しみたい。

私達は動物を自分のかわりに誰かに殺してもらってその肉を食べている。
だから、もしヴィーガンに、「あなたは残酷だ!動物の虐殺に加担している!」と罵倒されたら、すごく不愉快になると思うけど、でも事実だな〜とも思う。
いただきます、ごちそうさま、と言って感謝しようが、そんなこと殺された牛や豚には関係ないし意味ない。そういうのは人間の自己満足の域にとどまると思う。でも私はさっきもいったように、肉が好きで、豊かな食生活で自分の人生を充実させたい。たとえそのために牛や豚が殺されても。牛や豚が可哀想で申し訳ないという気持ちはあるけど、でもそれでも目の前に肉が出てくればそんなこと忘れて夢中で食べる。
そういう考えを持ってることがすでにヴィーガンの人に対しては攻撃的なのかもしれないし、ヴィーガンへのヘイトを批判することと矛盾してるかもしれないけどね。

あと、ち○こソーセージがたくさん出てきたけど、なんで死んだあとに切り取ってんのに勃起してたの?