このレビューはネタバレを含みます
震災発生時は、戒厳令が出されるほど被災地域はパニックに陥ったとは聞いていたが、映像と音楽の捲し立てによる説得力がすごい。当時その場にいたら…同じ態度をとっていたことだろう。
自ら目の当たりにしたことを記事に起こせない、自身の信念と政府の扇動とのギャップに悩まされた"恩田"記者が良かった、色んな意味で。笑
ただなんといっても、行商団団長の言葉「朝鮮人なら殺してもええんか」はハッとさせられた。
良くないに決まっている、ただ、あの場に、あの時代に生きていたらそう言い切れないかもしれない。。
恥ずかしながら、職場の先輩に誘ってもらうまでこの事件のことを知らなかった。
関東大震災が起きて100年の節目に公開する意味や義務みたいなものを感じた。この映画は令和を生きる私たちに問うている。