辛かった。でも終映前に劇場で観られて良かった。
島国であり村社会の中で生きる日本人は昔から他所者や些細な違いのある人に対して、過剰な警戒心と差別心を持ちやすい。今でもその傾向は変わらないし自分もその一部であることを忘れてはいけない。そんなことを痛烈に叩きつけられた。
家族の為・村の為・国の為、そう言って大きな信念やお題目を掲げれば、平凡な人間がどこまでも残酷な事をやってのける。真実や論理よりも自分の信じたい幻想を優先する。情報の伝達速度や範囲が100年前から格段に進歩しても、そう言った空気感は無くならないどころか加速している気がしますね。本当にやるせない､､､
役者さん達の演技が素晴らしい。特に水道橋博士の印象が強すぎて頭から離れない。
