もう、何も言葉が出てこなかった
描かれている村の住人たちの狂気を見て、同じ人間だと思いたくなかった。でも、あの住人たちの一員に、自分も容易くなり得るんだろうなって、そう思ったら人間辞めたいの感情で一杯になってしまった。
映画館じゃなかったら見るの途中で断念してたかもしれない。だから映画館で見てよかった。知らずに生きていく方が楽だ。でも、知ってしまったから、知る前には戻れない。この事実が、尊い命が奪われた負の歴史が、語られてこなかった100年。映画を観ていなかったら、知らずに一生過ごしてたんだなって思うと怖い。
