みきてー

ロスト・キング 500年越しの運命のみきてーのレビュー・感想・評価

4.0
スカイフォールのどでかいネタバレがあるから気を付けろ!

連帯と信念は歴史をも動かす。こういう実話の翻案は再現ドラマにならないよう作るのが難しいと思うのだが、主人公が幻視するリチャード3世の存在がファンタジーなムードをもたらしており、きちんと「映画」として楽しめた。

誰に認められなくても、名声を獲得できなくても、愛するもののために全力を尽くした経験こそがプライスレスなのだ。自分もいま全くリターンのない公益事業に生活のすべてを割きまくっているので、主人公のスッキリしたラストの表情に共感してホロホロ泣いてしまった。手柄を大学に横取りされても、苦労した日々が無駄だったとは思っていないよね。めちゃくちゃわかる。
みきてー

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