おりひめ

ロスト・キング 500年越しの運命のおりひめのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

物語 5点
配役 6点
演出 3点
映像 5点
音楽 5点
---合計24点---

公式のあらすじによると、フィリッパはリチャード3世に自分の境遇と重ねて、彼に興味を抱くとのことだが、作中の描き方はリチャード3世に取り憑かれたという表現の方が正しいと思う。彼と会話出来るし、彼自身にも「異常な執着」と言われているし。
リチャード3世を追い求めるうちに分裂しかけていたフィリッパの家族の溝が埋まっていくのは良かった。一方で彼女の勤め先のこととか、協力者の得方辺りの描写不足の多さが気になった。リチャード3世の遺体発見後の埋葬(と手柄)を巡る問題が、最後に文章で纏められて画面上に映されて終わりだったのも残念だった。

映画ではなく、本で読むべき内容だと思った。
「WORTH 命の値段」を観た後にも思ったことだが、私、少なくとも洋画の「実話の映画化」は合わないかもしれない。
おりひめ

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