TVアニメ版、戸田恵子さんの映画版を視聴済みで原作も所持している前提であまり期待せず初日に鑑賞。
…MAPPA制作で脚本は金春智子さん。
うすっぺらい話になる予感がして見始めたら見事に的中した。
序盤から重要なエピソードをすべてすっ飛ばし、肝心なシーンでミュージカルのような歌が入るのでストーリーになかなか入り込めず笑。
舞台はフランス革命の時代、重厚な雰囲気を台無しにするようなロック調の歌や音楽は合わない。
絵はキレイだったけど、オスカルもマリーもアンドレもフェルゼンもすべて超ダイジェスト。尺が足りなかったのか色々と改変されすぎており、重要なエピソードは大体省略されていた笑。
声優さんはいずれも実力のある方々だけれども、オスカルは凛々しさがあまりなく全体的に女々しいような、なんだか色っぽさが際立っていて最初から最後まで女性すぎた感じ。
アンドレはバタくささを引き継いでるのかと思いきやあっさりとした脇役感が満載で、肝心の見せ場で作画が崩れているところもあり、往年のファンはちょっと納得しないかなと思う。
唯一、衛兵隊のアランだけはぴったりの配役だった。
とにかくほぼすべてが端折られていて、クサいシーンをつなぎ合わせてキャラに歌わせるので、感情移入がしにくい。
歌える声優さん前提で選んだのかも知れない…。
あの壮大なストーリーを2時間にギュッと縮めたのであれこれできないし、仕方なかった部分もあるのだろう。
とは言え、池田先生はこれで納得されたのかとても疑問に思える。。