うい

ベルサイユのばらのういのレビュー・感想・評価

ベルサイユのばら(2025年製作の映画)
4.2
ファーストデーだったので弾丸で鑑賞。

どこかで聞いていたような気もしますがミュージカル仕様だと知らなかったのでまずびっくり😳
でもみなさんお歌が素晴らしく上手✨

沢城さん=オスカルだと思っていたけれど
本当にハマり役でカッコよかったし新しい歌声を聞けて嬉しかった

観ながら「あぁ懐かしいキャラ!」と思い出す登場人物もちらほら。
裏にあるストーリーや人物、それらの関係性も思い出しながら鑑賞しました。

絵が綺麗、そしてカメラワークが斬新で、
これが令和のベルばら…!と思いました。

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【内容について】 ※ネタバレあり

池田理代子先生の表現を押さえつつ令和の劇場版に持ってくるとこうなるかと。
それだけではないと思いますが、これは賛否両論あるのもわかるなと思いました。

内容はかなり大枠というか、
まぁあの量をまとめるのは無理だよなぁと思いつつ、
登場人物をかなり絞り、歴史や物語を辿るというより主に恋愛や葛藤などの感情面を音に乗せて見せていて
表面を流してるような印象を受けたので
作品紹介MV?幼女向けなのかな?正直これに1000円以上か…などと思いながら観ていましたが、
後半は原作と同じようにやるせない苦しさと悲しみを感じる終わり方になってました

構成や唐突なマンガ表現に疑問は残りますが、
楽しめました。

個人的に好きだったのは衛兵隊入隊の時にアランと決闘するシーン、
音楽もわくわくする感じで、あの緊張感や躍動感が感じられて良かったです☺️

今回はあまり描写されなかったけど、オスカルとアランだけでなく、アンドレとアラン、アンドレと衛兵隊の仲間たちの絆もいいんだよなぁ

あと「今夜、妻に…」のシーンもやっぱり泣きそうになりました。
アンドレが片目失った後にもう片方の目も見えなくなっていく絶望感は原作読んだ時と同じように感じました…
個人的には原作での、階段の段数やお屋敷の中で歩数を数えて、まだわかる、やれるっていうところが本当に胸に来て辛いです
でも見せてくれと願ったオスカルとの最後の夜はちゃんと見えていてそれも涙したのを覚えてます…

アンドレを失った後、バスティーユに向かう前に「アンドレ、行くぞ!用意はいいか」って声かけちゃって、「しばらく…」って号泣するところは私も衛兵隊員たちと一緒に号泣😭

あぁ私の永遠の推しCP、オスカルとアンドレ…。

~伯夫人も~公も
ロザリーもロベスピエールも出てこない、
でも衛兵隊はしっかり出してくれたのは嬉しかったなと思っていたのですが、
「キャストもめっちゃ豪華だったんだよな〜
わかんなかったけどクレジット賢章さんもいたし」と思ってたら
その賢章さんがロベスピエールだった😂
え、私時空飛んだ?

そういえば一瞬だけど
早見さんもいらっしゃったな
ロザリーもいたわ
なにをみてたのわたしってなりました😇

ていうかばあや、そんなお名前だったの?ってちょっとびっくり

音楽がとっても良くて、
なぜこんなあっさりした総集編みたいなのに
いろんな場面や感情を思い出させて泣きそうになる程胸にくるんだろう…と思っていたら澤野さん…!
澤野弘之さんとKOHTA YAMAMOTOさんの組み合わせはそりゃすごいですわ…

そして絢香さんのED曲がめっちゃいい…😭

最後に、黒木瞳さんのかっこいい声で語られる落ち着いたナレーションが良かったです!✨

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【劇場の様子・鑑賞後の感想】

これも知らなかったのですが、入場者特典が複製生原稿でとっても嬉しかったです🥹
だいぶおっきくて多分原寸大?
しかもオスカルとアンドレのシーン😭
セロハンテープの劣化とはんこ、セリフ修正含めた紙の褪せ具合がリアルで歴史を感じました。

劇場には結構老若男女いらっしゃったのですが、
中年の男性が多くてびっくりしました

観終わってからずっと気分が優れなくて
「あぁ…そうだった
ベルばらって後遺症残す系作品だった…」
って思い出しました

しんどい

でも時間経つにつれて傷を抉りながら深みにハマっていくんだよね

初めて読んだのは中学?高校?の時だったけど、当時から今までこれほど内容の濃い作品はあんまり出会ったことがないんだよなあ

号泣しながら読んでた日々が懐かしい

27年間生きてきた中でたくさんの作品に触れてきましたが、やっぱり特別な作品の一つ。

絵柄やなんとなく知ってる内容で食わず嫌いしてる人にこそ触れてほしい作品!

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【舞台挨拶やインタビューについて】

⭐️完成披露試写会

池田先生のお話と、それに触れたみなさんの感情の動きを見て泣いた😭
池田先生が「原作に忠実に描いてくださって…」と仰っていたけれど、
ネットの意見でもちらほら見かけていた「原作に忠実」の部分を推してる方が多くて?となっていたのですが、アニメ版だと結構オリジナル展開というか、変更点が多かったんですね…!アニメ未視聴なので知りませんでした😳
そういうことか〜

⭐️公開記念舞台挨拶

完成披露舞台挨拶の時もそうだったけど
今日も黒木さんが限界オタク感満載で見ていてほんわかする☺️
みんなこの作品に影響受けたり人生変えられてるからなあ

加藤さんと平野さんはさすが舞台の人、な立ち居振る舞いで優美でした🌹

⭐️YouTubeで配信されてるアンドレ豊永さんとフェルゼン加藤さんの対談インタビュー

お互いの歌声の印象について加藤さんが豊永さんのことを

『気持ちがビンビン伝わる』
『歌を「お芝居」として捉えて歌っている』

って仰ってたけど、
まさに!それ!
みなさんとってもお上手でプロ!!

というか何よりもこのお二人がずっと
「好き」って言い合ってるの萌えます😇

「歌もものすごく上手なんですよ」
「何を言ってるんですか」
「いやいやわかってるでしょ?」
「まぁね」
「「wwwwwww」」
「頑張ってるからね」

ってくだり😂
いやでもほんと、アンドレの歌声の第一声聞いた時にその圧と感情に豊永さんってこんなにうまかったの…?ってなったしアンドレの魅力がましましで圧倒されました!

加藤フェルゼンさんはアフルコ抜き撮りだったみたいなのですが素敵なフェルゼンでした👏
平野マリーさんも、年齢に合わせた演じ分けが素晴らしかったです✨

そして舞台挨拶のYouTubeでは、
最後、豊永アンドレが先に降りて手を差し出して、流れで宝塚からのゲスト彩風フェルゼンも差し出して、
まずはその手を取って彩風さんを立てたかと思えば最終的にはちゃんと双子で最愛のアンドレの手を握って引っ張り笑顔で退場するというオスカル沢城さん、
さすがすぎて素晴らしかったです🥹

もう大好き!!✨✨✨

オスカルとアンドレは永遠の推しCPです😭

沢城さんは演じられる前からオスカルだなと思っていたし、やっぱり豊永さんの優しいお声は優しく包容力のあるアンドレにぴったりでした🥹
うい

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