ベルばらはずい分前に原作をアニメを数年前に履修済み。
自分は元タカラヅカファンである為、タカラヅカ版も何回か鑑賞済み。
あの長編を2時間に収めるとの事で、皆さんのレビューによりダイジェスト版のようと聞き躊躇していたけど、やっぱり鑑賞。
気になるところは多々あれど、やっぱり凄い!ベルばら❤︎
号泣に号泣しながら観ました。
原作者の池田理代子先生は神ですね☆
ベルばらは男の子のガンダムに対して女の子のベルばらというくらいの人気作だと聞いたことがあります(Z世代より上の世代についてだろうけど)。
ここからは、ネタバレもありますのでご注意ください。
(それならネタバレあり設定にしたら?)→嫌です。ベルばらだから特別に大っぴらに書きたいー。
んで長いです。ごめんなさい。
気になるところは、王妃の首飾りなどの有名なシーンや人物達の説明も台詞も無くダイジェスト映像だけで終わらせるところがあるなど、原作を知ってる人しか楽しめ無さそうなところ。
アニメーションが子供っぽく感じたり、愛を表現するイメージ的なシーンなどの感じが古臭く感じました。
現代風のアニメーションを期待していましたが残念でした。
オスカルの声優さんは素晴らしい方ですが、声がオスカルと少し合わない感じがしました。
以上です。
全ストーリーを駆け足でというのでは無く、重要なところや感動的なところを主に見せるハイライト的な感じで、タカラヅカで取り上げられているシーンが多かった印象です。
心震わされたシーン(号泣ポイント)
⚪︎道ならぬ恋のマリー・アントワネットと恋人フェルゼンは始めから心のままに突っ走ったのでは無く、フェルゼンがアントワネットと離れようと自国に帰ったり他の人と結婚しようとしたりする。
それを知りアントワネットがフェルゼンに声を震わせ「結婚相手が決まったら教えて下さいね…」と言う。
結局、フェルゼンは一生独身を貫く。
⚪︎アントワネットの夫のルイ16世がアントワネットとフェルゼンの関係を認める。そして心の中でつぶやく。
「あなたみたいな美しい人をこんな冴えない僕が愛しているなんて、言えるわけが無い…。」
⚪︎男装の麗人オスカルをはじめから女性として愛する貴族ジェローデルが、オスカルから身を引くシーン。
ジェローデルがオスカルに告げる台詞「私があなたを愛する事であなたを不幸にするなら、私は身を引きます。これが私の愛の証です。」
タカラヅカ版でもこのシーンは大好きなシーンなのです。
⚪︎アントワネットの恋人フェルゼンに恋心を抱く男装の麗人オスカルが、一度だけ舞踏会で美しい貴婦人の姿でフェルゼンの前に現れる…。
あー、また涙が出てくる…。
男装の麗人オスカルの従者であり幼馴染であり、オスカルを密かに愛するアンドレ。
身分違いのオスカルへの良い意味での痛々しい純愛を貫くどちらかと言えば陰キャのアンドレにキュンキュンするんだけど、今作ではその描写が少なく物足りなかったです。
あと、自分はオスカルよりもマリー・アントワネットに感情移入派なので、アントワネットの後半生から死を描くシーンが無かったのが残念でした。
女性オスカルが男の子として育てられた事や貴族階級である事などなど、自身の生き方に苦悩する姿が丁寧に描かれ、そこは素晴らしかったです。
原作を知ってる自分は足りないところを脳内補完しながら観られたし、簡単には説明出来ないそれぞれの深い複雑な愛に心揺さぶられました。
観て良かったです☆
やっぱりベルばらは特別です❤︎