DESTINYで感じて燻っていたネガティブな感情を払拭する見事な続編。
序盤は丁寧なストーリーの運びで現状の説明、中盤以降はスムーズに気持ちよくストーリーが展開、クライマックスは色々解放されカタルシスの連続、と大変満足度の高い映画だった。
特に終盤の絵的にもキャラ心情的にもガンガンとボルテージが上がる展開には気持ちが高揚させられた。また、前半の地上でのMS戦や戦艦シーンのアングルや描写などが、スクリーンにガッツリ映えていた点にもグッとくるものがあった。
色々な層へのサービスや過去作のオマージュが豊富な点も好感触。
キャラクターについては、これまで独り無双してきたキラの苦しみと救済が描かれた点が良かったほか、個人的にはDESTINYであまり良い印象が無かったシンが救われた事が大きく、環境次第でこんなにも輝くキャラだったのかと。活き活きしているシンが可愛すぎた。
加えてイザーク、ディアッカと共にニコルの要素もしっかりある事にキャラへの愛を感じられた。
言うまでもなくアスランの扱いもまた最高だった。