たそ

正欲のたそのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

初見
予告も含めて約2時間半しか無かったなんて信じられない。とてつもなく良い意味で体感4時間あった。
原作読んだのが映画化の発表あったぐらいの時やから、順番とか場所とか設定とか変わってるところもぼんやりなんか違うなあくらいであんまり気にならんかった。強いて言うなら原作の逮捕されたニュースから始まる構成は、読む前と読んだ後で見え方が全く違うっていうのを1番分かりやすく表現してると思ってたから、映画で変わったのがちょっと気になる。ネタバレになっちゃうからなんかな。
夏月と佳道の死んだカエルシーンが原作から大好きで、あそこ読んだときにがっきーが桐生夏月にキャスティングされたの勝手に納得したから、映画でもしっかり大好きなシーンやったのが嬉しい。ちゃんと泣いたもんね。
最後の普通のことですって、居なくならないからって言うシーン。検察官の家族は居なくなってるんやから、あの人にとっては居なくならないってのは普通じゃなくて、みんな誰かの普通に傷付けられて生きてるんやなってしみじみ思った。大晦日に夏月が言ってたみたいに。夏月がどういう意図で普通っていう言葉を使ったんか分からんけど。
あと、水が好きってのを 実は! みたいにするんじゃなくてさらっとじんわり伝わるようにしてるのが好き。
たそ

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