このレビューはネタバレを含みます
いろんな欲を持った人がいるけど、結局人との繋がりが大事みたいな話でした。その結論には共感できるし、恋愛モチベが爆上がりしました。
マイナス点は検事が舞台装置にしかなってなかったこと。「正しい」ことに重きを置くというのも欲の一種だし、そんな欲をもって検察官になってるのは他の登場人物と同じく自分の欲に正直であった結果だと思う。特殊な欲を持つ他人への不寛容も言い換えれば無秩序を嫌うという点で、自身の欲望と重なるものだし。それなのに検事を深堀りせず終わってしまうのは、結局多様性が大事みたいな浅いテーマに成り下がってしまいそう。もっと長くてもいいので、そういった点にも触れてほしかったなー
