Ayumi

正欲のAyumiのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
3.2
私やっぱり地元嫌いなんやなって実感した。
ガッキーもあんな田舎にいちゃいけない。
せっかくの美貌が前半はすごく上手に殺されてた。
否応なく仲間意識を持たされる感じとか、仲良くもない地元の子の結婚式参列とかお祝いメッセージとか絶対無理。高校の同級生同士の結婚とか、良いんやけどさ。素敵なことって頭では分かってるんやけどなんかちょっと気持ち悪いの。たまたまそこに同じタイミングで生まれただけで仲良くしてないとおかしな子みたいな。手近なところで手を打ったなみたいな意地悪な感情が出てくる。
いや、それなりに地元にも仲良い子いたし、嫌な学生時代ってわけでもなかったんやけど、なんか選択肢がめちゃくちゃ限られた中で生きていく閉鎖的な世界にどうしようもない息苦しさを感じる。今地元で暮らせって言われたら気狂うと思う。
映画としては全然そんな話ではない。
マイノリティな趣味嗜好を誰とも分かち合えず理解されず毎日が苦しい。そんな人達の話。
「地球って星にずっと留学してるみたい」って感想はすごくしっくりきた。
何かの映画でも「どうせみんな宇宙人だと思えば良いよ」みたいなセリフを聞いた気がする。
宇宙人だらけの世界で同じ星の人を見つけて嬉しかったんだろうなぁ。
小児性愛は確かに苦しいだろうね。犯罪になっちゃうんだもん。ジジイになっても若い子が好きって言ってるのと何が違うかわかんないもんね。だがしかし一方的な性欲をぶつけることほど気持ち悪いことはないから子供が好きとか知るかって話です。売春する前に薬で性欲抑えられないんでしょうか?
ダンスの子に恋しちゃう男性恐怖症の女の子、すごい惹きつけられた。絶妙に隠で危ない雰囲気で不安定ででもまっすぐで、うわぁーこの子知ってる!って感じがした。すごい女優さんだなぁ。
稲垣の吾郎さんは本当意地悪な役が似合う。
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