ちゃあさん

正欲のちゃあさんのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

これまたドスンと心に響く作品でした…

まぁ、わかると思いますが……
ノー逃げ恥、ノーポッキーダンスです!
はい、ごめんなさい!!
ラストは稲垣吾郎とのガッキー対決でしたが…w


迫真の演技も相まって、いろいろ考えさせられる作品でした。


理解されない性癖を持つ者の息苦しさや生きづらさ、またそのレッテルを貼られる者達の愛の形が描かれていたのではないかな。
誰が決めたのかもわからない当たり前の愛、またそうじゃない愛にも多様性があるのだ。

「必死に生きてきたものを、ありえないって片付けられた事はありますか?
あなたが信じなくても、ここにこういう人間はいます。。」

この言葉に尽きるのではないかな。

「私はいなくならないから」
と伝えてくれと言われた検事は、まさに初めて、自分には理解し得ない"愛の形"が存在する事を知るのだった……

多様性認めていこうねーっていうよりは、どちらのガッキーが幸せなんでしょうねー?という、人としての根本的な疑問を投げかけているような気もしました。



しっかし、見所がたくさんありますな。

* ガッキーの死んだ目の演技。おでこのブツブツはわざと?だとしたらすげ〜

* 宇野祥平、稲垣吾郎に対して、「あ、この人何言っても駄目だ」と思った時の演技w

* 東野絢香という新たな演技モンスターの出現!佇まいがもう…

* 稲垣吾郎検事、一昔前なら「お前の教育が悪いんだ!」となる所を、渋々息子のYouTube活動を止めない所が現代の父親像なのかなって。

* ガッキーの職場で、ウザ絡みをしてくる客?が「気を使わせるのもハラスメントじゃないん?」と言う所。
何言ってんだコイツ!マジ腹たった。そういうのを身勝手っていうんですーって言ってやりたい!


不満な点

日本映画、こういう、なんていうか見ていて辛くなる作品多すぎ!