普通の人なんていなくてたまたま共通点を持った人が多かったからその共通項を普通と呼んでるだけ。
普通と異常に二分できるなら分断してしまえば争いがなくなるはずなのに、普通同士でも揉める。性格とか嗜好性なんてもんは無限に広がるグラデーションのようなもの。
なんてことはずっと昔から思ってたことなので、この映画を見てそれがどうこうなるような感情に至ることはなかったかな。
稲垣の異常を理解できない異常さの際立たせ方がとても良かったです。
あと陰のガッキーがとても良かった。妊婦の人にはもっとキレ散らかしてほしかったな。
ペドにもロリコンにもゲイにも熟女好きにもいい奴もいればひねくれたやつもいるし、周りを受け入れることで自分を理解してもらおうとする人もいれば、殻にこもる奴もいる。
どれが正しい訳でもないし、どれもメリットデメリットあるからそれを受け入れたらいいんだけど、なかなかうまくいかんもんだねえ。
