社会が豊かになるにつれ、"生きづらい人"は露呈する。
もっとさらに社会が豊かになると、その"生きづらい人"はさらに露呈する。
そうするとやがて、その"生きづらい人"に合わせた社会がつくられるようになり、いままで生きやすかった人が"生きづらい人"になる。
"生きづらい人"が淘汰されてきた時代から変わりつつあり、現在では「多様性を認めよう」といった簡単な言葉が乱用されている。
しかしながら人類はまだ、「多様性が認められた先にある社会」に到達したことはない。
その先にあるのは果たして幸せな世界なのか、それとも不幸せな社会なのか、それは未だ誰にもわからない。
だから、「多様性」という言葉を使う以上、未来のことに対して大きな責任を持たなくてはいけない。
そもそも「多様性を認めること」は本当に良いことなのだろうか。多様性を認めることをよく思わない人達の意見を取り入れる必要はないのだろうか。
僕には、この"多様性"は難しすぎる。
ただ一つ言えることは、『多様性の押し付けは良くないということ』、これに尽きる。
