小説読んでから観たので、あっこうなるんだと思いやがら観てた。
水の音、目、青っぽいセットと色の一貫
普通という言葉を多用しがちだなと小説を読んで思ったので自重していたが
普通っていうのは個人個人が探り合いながら作り上げていくものなのだろう
普通ってなんのためにあるのか？集団に属することで安心する人間の動物的本能で作られる普通。
だけど人間は社会的動物だからその普通に意味を見出していく。普通に合わないものを排除するのは他の動物も一緒だとしても、人間はそこに意味を与えるのでより苦しくなっていく。
多様性って受け入れているように見えてるけど、安全地帯への逃げだよなー。便利な言葉で括ることによる思考停止。暴力的。全く綺麗ではなくて、もっと自分が思うよりもドロドロしていて複雑なものだなと思う。
そもそもマイノリティとして認識されない人たちの葛藤、周りの人との関わりの描写とか、感情の解像度は小説と比べて低かった
自分と違うもの、理解できないものに対しては拒否反応を示すっていうのが人間の本能的なものなのではないかと思う。
自分のものさしで普通じゃないと思うものに対して、見下したような？言動に過去に遭遇したことはあるし、自分も相手に自分の思う社会の普通を強要するような言動を無意識的にしていたのは小説を読んでから反省していた。
結局人間みんな違うんだという相対主義にはまってしまうのは簡単だけど、それも結局線を引いて自分はそんなの関わりませんと宣言していることと一緒だと思う。
だけど相手が理解を求めない場合は？別の世界の人間として生きていくしかない。だけどそれに介入しないこと、ただ存在として扱うこと。存在をお互い認めることなのか。映画で結構省かれていた八重子のシーンが小説では印象的だったので読み返したい
個人が推し量って探り合う中で普通ってできていて、その過程でそれに当てはまらない人は
