“私たちが掲げている欲望はあっていいものだと思いたい。この星で生きてていいんだって思いたい。”
周りに理解されず、息がしづらい世の中で、唯一理解してもらえる人に出会い、同盟を結ぶことで諦めかけていた”普通の生活“をお互いに支え合って生きて行く。
「普通」っていう言葉が如何に曖昧で、時には誰かにとっては淘汰されるような言葉だなと感じたし、この映画はそんな「普通」という言葉や押し付けに押しつぶされそうになる人達にとって「希望」となる作品だと思いました。
何気ない日常での不満や他者に対する防御・繕いを最小限のセリフや動作だけで表現されていて、俳優一人一人が演じる登場人物がリアルに感じるくらい素晴らしかったし尊かった。