このレビューはネタバレを含みます
最初のシーン、佐々木くんは生きる気力が無くぼーっと無気力な人物像を演出しているだけかと思っていたが、彼の性的嗜好を知れば別の解釈が生まれました。
悩んでる人、生きづらさを感じてる人から出る台詞がとても共感できた。
(簡単に共感できたと表面的に言ってしまう事が、マイノリティの方にはストレスに感じてしまうかも知れないが…)
映画の台詞にもあったが、僕が喋っているんじゃ無いかと思えるシーンがいつくかあり、他者との繋がりが出来たみたいで嬉しくなった。
他人の感情を勝手に解釈し、正しいとか正しく無いとか判断するべきではない。
常に考え、思考を止めないのが大事だなと改めて実感した。
最後の台詞はすごく良かった。
「いなくならない」なんて“普通”のことだもんね?笑
この映画を今、観ることが出来てとても良かった。
もう少し早く観ていたら僕は何も感じる事が出来なかったと思う。
もし、自分が1人だと感じている方と出会った時、僕は何が出来るだろう…
僕がそこに居る理由、その方と出会った理由があるはずだと常に考えて生きていきたい。