このレビューはネタバレを含みます
素晴らしかったです!
アメリカでの評判がイマイチだときいていたので、心配してましたが、すごく良かったです。
キャスティングに成功してると思います!
生田絵梨花さんの、伸びやかでみずみずしい歌声、福山雅治さんのイケメンカリスマボイス、山寺宏一さんのユーモア、檀れいさんの気品。テンポよく見られます。
生田さん演じるアーシャのソロは、丘をかけのぼり、聖なる願いを星に届けます。
ずっとアーシャが走っているシーンですが、湧き上がる愛、願う心が堂々と歌われ、決意の「ない!」が気持ちよくハマります。
主演にふさわしい、素晴らしいソロでした。
対して、福山さん演じるマグニフィコ王は、本当は勤勉で国を守りたいのに、謎の驚異に焦る一方。焦りやトラウマなどの弱い気持ちを悪につけこまれて、どんどん狂気に進んでいきます。
こちらのシーンのアニメーションも、白雪姫の魔法の鏡や、往年のディズニーアニメの色や線の感じでとても素晴らしく、階段を登る(悪への階段を登る)というわかりやすい演出。
正義と悪が対照的に描かれていて、はっきりVS構図が出来上がり、すごく印象的でした。
何よりイケボ!ハンサム!
その他のアニメーションも時に過去の手書き風のシーンが混ざっていたり100周年をかなり意識した作り。
それから過去作のオマージュを見つけるのも楽しい!
そして主人公の祖父、サビーノ。
サビーノが100歳なのは、ディズニー100年だからなんですね!
子供と、昔子供だった大人向け、が基本だと思うので、わかりやすくて良かったです。
劇場の電気が点くまで、全部楽しめる作品です。
私はまた見にいくと思うので満点で!