このレビューはネタバレを含みます
よくも悪くも、福山雅治さんとドラマのガリレオがあってこその作品
第47回報知映画賞 主演男優賞受賞 受賞作
原作の東野圭吾さんが、湯川さん(という東野圭吾さんが作った架空の人物)が、「人間として認められた気がする」
という賛辞がすごく良かったし、また続編がみたいと思う
お話については、一緒に行ったお友達の一言
「あいつが妊娠させたのがすべての始まりやね」
で、みんな大爆笑
蝶のバレッタ
え?もしかしてバタフライエフェクト??
となったりしました
町の人たちが貫く沈黙は、団結、愛
非常によいキャスティングだったと思います
店に蓮沼が来るシーン
倉庫を捜索する時の吉田羊
各自の取り調べなどは良いシーンがバンバン来るなぁという感じ
あと蓮沼
ムカつくけど好演ですね
トリック解説もキッチリ入って、柴崎コウちゃんもかわいい
湯川先生としては
物理学者として、物理的な真実と向き合うこと
しかし悲劇は、いつも物理とは真逆の、感情から発生する
この部分で、シリーズの中で湯川先生の捉え方が変わって行っているようです
トリックを見破ることについて、湯川先生は、静かに悩んでいる
同じことを繰り返したくはない、というセリフが、湯川先生も歳を重ねているんだなと気付かされる
でも静かすぎるし、続編が間があきすぎで、考察とか読んでないとバタバタした印象になるかもしれない
エンディングでガリレオシリーズからの映像も流れて、ガリレオ好きにはかなり良い作品だと思います