このレビューはネタバレを含みます
ディズニー100年間の集大成、どうしてこうなった。
俺の大好きなディズニーの100年間はこんなにも虚無だったのか、と思わせるくらいの駄作。
駄作ポイント1
ストーリーが絶望的につまらない。
道理がないし、主張も曖昧、オチに関しては呆れて乾いた笑いが出た。
加えて、純粋な作品の面白さで勝負して欲しかった。雑なオマージュで誤魔化そうとしてるのがキツすぎる。
駄作ポイント2
映像が陳腐過ぎる
2D作画風3D映像を作りたいのは分かるが、それが逆に背景と合ってなく、ちぐはぐになってる。
PS4の映像やディズニーのTV放送してるアニメ作品の映像を見せられてるようだった。これが80分続くのが苦痛過ぎる。
ピクサー作品やズートピアのような、ワンカットで美しい世界があっと広がる感覚や視覚的な面白さがなく、ただただ退屈な世界が広がってる。
光の入れ方も下手くそ過ぎる。全体的に演出がチープでつまんない。
あとキャラの動きが生き生きしてない。オーディオアニマトロニクス以下のロボットのようだった。
駄作ポイント3
キャラクターに魅力が全くない
アーシャ→行動理念が曖昧、ヴィランである王様に突然反発するのも違和感があった。家族愛やりたいなら家族描写もっと増やして深みを持たせて欲しい。お前の父親結局なんだったんだよ。
王様→ヴィランとして中途半端。純粋悪としても微妙だし、かといって実はこんな過去が~系のキャラでもない。もっと深掘りしてたら変わってたかも。王様の最期も雑に消化しすぎ。杖は中二病っぽくて好き
スター→シンプルに一ミリも可愛くない。キャラデザも動きも微妙。
バレンティノ→画面に映んな&しゃべんな、ラーヤと龍の王国のシスー以上に不快。しゃべる度にイライラするし、作劇において不要過ぎる。物語のノイズ。
アーシャの友達→キャラクターとして存在する価値あった?何にもなってない。
アーシャを裏切るやつ→こいつだけは良かった。けどもっと深掘りして欲しかったし、ラスト雑過ぎ。
全体として良かったポイントが歌(革命!みたいな歌はめちゃくちゃ良かった)とエンドロールしかない。短編終わったら途中退場するのが一番良いかもしれません。