このレビューはネタバレを含みます
2023年118本目。
ド王道で何が悪い?
ディズニー100周年記念作品。
Dolby Cinemaにて鑑賞。
Dオタの自分からしたらずっと楽しみにしてた作品だけども海外で興行収入的爆死し、評価も賛否両論だったから不安もあった。
でもいざ観たら普通に感動してしまった。
というか毎度のことながらディズニー100のオープニングで泣いてしまった。
そして今作は純粋なプリンセス、救いようのない自惚れヴィラン、力強い作中曲、歌の力で全て解決。ド王道なんだけど久しぶりにそれで良かった気がする。
最近のディズニー作品は「ミラベルと魔法だらけの家」、「ラーヤと龍の王国」と変化球を上手く投げていたので、(ストレンジワールドは知りません)100周年記念としてひねりがないストーリーにしてくれてなんか実家のような安心感があった。
でもその分この映画には100年間のディズニーオマージュ、小ネタが沢山あった。結構多く見つけたはずだけどネットで見ると後から気づく更に多くの小ネタ。時にはしれっとだけど時には大胆に。だから完璧な映画か?って言われるとそうではないけどディズニーからの100年間観てくれてありがとう!というメッセージは伝わった。
映像面に関しては色々言われてたけどメインのキャラクターたちに関しては手描きと3DCGが上手く融合していた気がするけどモブキャラに関しては初期ドリームワークスみたいな不気味さがちょっとあったかな。最近の「スパイダーバース」「ミュータント・タートルズ」や「長靴をはいた猫」はそこの融合をあえてフレームレートを下げることによってコミック調に上手くしていたけどその点今作はそのまま見せることによってちょっと違和感が出てしまっていたと思う。
これからのディズニーはソニピク達と同じ方向に進むのも良いけどやっぱり全編手書きの2Dでの表現力はディズニーがピカイチだと思うのでその路線に戻って欲しい感がある。
ただ全体的にはとても満足。最後のエンドロールで「コルドロン」や「ルイスと未来泥棒」を何故かハブったのは許しませんが?