ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年を記念して製作されたということもあり、これまでのディズニーアニメのオマージュが満載、ディズニー好きならばそれを探すだけでも楽しい。また、音楽の完成度もディズニーらしく極めて高い。ラストのテーマ曲の使い方はトリハダものだろう。
一方、物足りなさもある。近年のディズニーアニメ作品では100分は超えるところ、本作は95分と短い。起承転結で言うところの「転」のボリュームが少なく、導入とクライマックスしか無い印象を与える。キャラクタも仲間を７人に分散してしまった分、キャラ立ちも甘い。多くの時間はオマージュに費やされた、という感じか。
