2023年 / 35本目
アルヴァの人生は、アイノとエリッサが居たからこそ成り立ち、そして輝けたと言っても過言ではないし、個人的にはそう思う。
仕事と育児、そしてアルヴァの世話が第一であったアイノ。時代背景を考えると、悔しいけど実力があったとしても、アルヴァのネームバリューがあったからこそアイノも名を轟かせる機会があったと考えられるのは事実だけど、実際にアルヴァ自身が性別が能力に関係すると言うような偏見を持っていなかったのは確かなのでしょうね。
そんなアイノと一緒にいながらも、不貞を繰り返すアルヴァ。そんなアルヴァと居続けたアイノ。エリッサもまたそうだけど、当時の建築家では珍しいお茶目で明るい性格だった彼には、他にも人を惹きつける特別な何かがあったんでしょうね。
エリッサがアルヴァの死後に、年金暮らしだったから聞かれ激怒したと言うのがとても印象深い。
こうやってクリエイティブな仕事をしてる人って本当にかっこいいし、とても刺激を受ける。人間を中心としたアーキテクツ。痺れます。
当時の自邸の家具がマルセルブロイヤーの家具が多かったってのも面白いです。その先にバウハウスには影響は受けてないってのはどう考えても嘘っぽくかんじるけど、このカンチレバーの技術や曲木の技術って本当にすごい技術だなと思います。
劇場の年齢層がグッと高かったのも印象的でした。