「オリジナルと現代のアップデートのしがらみの狭間で生まれた半端な作品」
各所で酷評されてる中、フラットな目線で鑑賞。
タイミング的に吹替版にて。
まず白雪姫自体は観たことある中でも強い思い入れがあるわけではなく、作品の印象としても大半が小人と白雪姫がワイワイしてた林檎→キスくらいの印象なのでオリジナルのストーリーがそこまでいいわけでもなく、今作にも大きく期待はしてませんでした。
さらに他の実写化作品でもあったようにそのままでの映像化ではなく、現代的なアップデートや改変はあるだろうなとさ思っていたので個人的に第一感としては改変具合も想定内で「まぁこんな感じだよな。酷評されるほど悪くはないが、良くもないかな。」という感想でした。
ただ88年前の作品なので、他の実写化よりまかなり時代のギャップがあるのは当たり前で、それを無理に現代にアジャストするくらいなら、そのままリメイクするか、実写化しない方がマシかと。
もしくはガッツリ別のものにしてしまうか。この辺りは当初グレタ・ガーウィグが脚本に参加してると聞いたのでそこは「楽しみ!」な要素ですが最終的にはクレジットにも名を連ねておらず、内部で色々あったのではと思てしまいます。
やはり88年のオリジナルの時代性特に女性の描き方の変化を現代版にアップデートする上で色々と配慮を重ねた結果、とても中途半端な作品になってしまった気がします。
オリジナルの要素も残さないといけない、新しい部分もあるけどそこもおもしろいわけではない。ストーリー的に既視感はある。かつ新曲もそこまで耳に残らない感じでした。
ただ改変してきたポイントが人によって、特に原作の思い入れが強い人ほど否定的になるのも納得、以下気になった点を。
大きな変更として
・白雪姫の性格変更
これが1番大きくオリジナルのちょっと天然な無垢な感じではなく、近作では実写ジャスミンのようなアグレッシブなタイプなのでここの違いはだいぶ大きいかと
・七人の小人達
ここはお掃除ソングは残ってましたが、動物達でなく、小人達とただ女性に家事をさせるな配慮なのか彼女は歌って指示だけ、働くのは小人。
手洗いソングはなし。
・名曲「いつか王子様が」なし
王子様を待つだけと言う旧来の価値観の否定のためか作品を象徴する曲がなく
登場人物も王子様ではなし。代わりに男性キャラ盗賊キャラに変わってたがラプンッエルのフリンぽかったり既視感がある。
序盤の井戸の歌もなく、代わりに新曲として「夢に見る waiting on a wish」があり、これはプロモーションでも使われてる唯一キャッチーな曲でした
・謎な7人の盗賊キャラ
小人とは別に盗賊キャラがいますが、ストーリーに活きてない。こちらは噂によると当初小人への配慮か7人の盗賊にしようとしたが、批判があり、小人に戻し両方残り、ストーリー的によくわからないキャラ渋滞が発生。
・新曲パッとせず
クレジット見ると楽曲がまさかのベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビ!彼らは「グレイテストショーマン」「ララランド」「アラジンのスピーチレス」も作ったチームなのですが初見ではパッとする曲なしでした。字幕ならまた印象変わるかもですが。
などなど色んな方の意見見るともっとツッコミどころありそうですが原作を守るのと配慮に配慮を重ねた。単体の作品としたのおもしろさ、斬新さなどは物足りなかったかもです。
オリジナルとのギャップに怒る人もいるのも納得。
個人的にはは改変否定派ではないので、変えるのは全然構わないのですが、変えるならその分おもしろくして欲しいという感じでした!
公開が近いミュージカル映画史上最高な「ウィキッド」がある中でのこのクオリティはなかなかオススメできないので、積極的にはオススメはできません。