ピナコ

西部戦線異状なしのピナコのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
5.0
作品賞でも良かったのでは?
リメイクされる意味が分かる。

とても大事な事を伝えている作品
あらゆる悲惨さを持ち合わせた作品
前線にいる彼らと上層部の環境と食事の対比が更に悲惨さをあらわしていた。

題名からすでに涙がでそう。
前線は終わるまでほとんど変わらない位置であった
多くの死者を出したが"異状なし"なのである。

この戦争経験を持ちながら日常に戻っていけるのか?
もともと一人一人軍人ではなく様々な年齢の一般人や学生達なのだ。

情けないが私は
とても観ていられなかった
でも観なければいけない映画です。
時間が数日掛かりましたがラストまで観終わりました。

あぁ
チャップリンの『殺人狂時代』の台詞が頭の中に繰り返す。

国の命令とは何?
死になさいですか?


原作者の経験に基づく内容
本を出したあとすぐに第二次世界大戦があったため禁書処分になったようです。
アメリカに亡命され執筆を続けられたようですね
奥様はチャップリンの元妻のポーレット・ゴダード
チャップリンの『独裁者』にも出演されてますね。

ダニエル・ブリュール
彼の私が観た作品は戦争に関する物が多く今さらながらに印象に残る。
『イングロリアス・バスターズ』や『ユダヤ人を救った動物園』や『黄金のアディーレ』
出生はスペインであるが国籍はドイツ
こういう作品に関わっていることに彼の戦争に対する人間性を感じる
他の作品も観てみたい。

『製作の舞台裏』も合わせて鑑賞しました。


以前
"100分で名著"の番組で放送された"戦争は女の顔をしていない"を観た。
戦争での扱いも酷いが戦争後も更に酷い扱いをされていたお話だった。

戦争という本当にある話なのです。
ピナコ

ピナコ